レッドソックスのクリス・セール投手が、8回を2安打無失点、無四球、13三振の快投を披露。5回にルイス・レンジフォ二塁手をフォーシームの速球で仕留めた際に、7シーズン連続での200奪三振に到達した。MLB公式サイトが伝えている。

7シーズン連続で200以上の三振を奪った投手は、メジャー史上セールで5人目。ウォルター・ジョンソン氏(1910−16)、トム・シーバー氏(1968−76)、ロジャー・クレメンス氏(1986−92)、マックス・シャーザー(2012−18)に続く快挙となった。

セールは「特別だね。ありがたく思う」とコメントし、チームメートや投手コーチらがこの記録を達成する力になってくれたと感謝の意を示した。今季は11敗と苦しんでいたものの、これで6勝目となり「結果が出ればいつだって満足に思う」と喜びを示した。

レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「彼は自分からは口にしないタイプだが、キャリアを通じて彼が成し遂げてきたことは、実に素晴らしい」とセールをたたえ、エンゼルスのマイク・トラウト中堅手も「これが彼がエースたるゆえんだ。打席で彼と対峙(たいじ)するのはタフだよ」と脱帽していた。

なお、この試合にはエンゼルスの大谷翔平選手が「3番・指名打者」で出場し、3打数1安打、1三振の成績だった。