フィリーズは10日、ゲーブ・キャプラー監督を解任したことを発表した。ポストシーズン進出を逃した20球団中、指揮官交代が発表されたのはこれで8球団目。

フィリーズはブライス・ハーパー外野手らを迎え、大きな期待とともに今季をスタートさせたものの、攻撃が安定せず、結果は81勝81敗。2012年以来初めて負け越さずにシーズンを終えたが、ケガによりアンドリュー・マカチェン外野手が6月に今季終了となったほか、救援のトップ7選手のうち6投手を故障で長期間失ったこともあり、オフシーズンの投資に見合う成績は残せなかった。

オーナーのジョン・ミドルトン氏は「数年前、私はこのチームを愛するファンのみなさんに、われわれの市からワールドチャンピオンを出すために全力を尽くすと約束した」とコメント。その思いに変わりはないとし、「究極の目標を達成するためには、いくらか変化が必要だという結論に達した。その結果、監督を交代することになった」と述べた。

キャプラー監督は「われわれは非常に大きな期待を抱いて2019年シーズンに入ったが、それに応えることができなかった。責任は私にある」とし、「次の監督は、能力が高く、献身的で、情熱的な選手たちを擁するチームを引き継ぐことになる。私のプロキャリアにおいて、このチームの選手たちと仕事をする機会を得たことは、何にも増して充実した時間だった」と話した。(AP)