ドジャースの1番打者ムーキー・ベッツ外野手(28)が、ワールドシリーズでは史上初の1試合2盗塁、2得点、1本塁打をマークし、第1戦の勝利に大きく貢献した。

1点リードの5回、先頭打者で四球を選んで出塁。続く2番シーガーの打席で二盗に成功した。無死一、二塁となり、3番ターナーの打席でダブルスチールを決め、1死二、三塁のチャンスを作った。

4番マンシーの一ゴロで三塁ランナーのベッツが好スタートを切り、ヘッドスライディングで間一髪セーフ。好走塁で貴重な追加点を奪い、ホームベース上でガッツポーズを決めた。

これで流れを引き寄せると、5番スミスが中前適時打を放ち、4点目。レイズの先発グラスノーをKOした。勢いは止まらず、2番手の左腕ヤーブローからテーラーと代打ヘルナンデスの2者連続となる適時打でリードを広げた。

ベッツは6回にもソロを放ち、打線の軸としてバットと足で貢献。「今日はいい仕事ができたと思う。僕のやるべきことは、ワールドシリーズを制覇すること。それを目指している」と気を引き締めた。