エンゼルス大谷翔平投手(26)が、第3打席で今季20号2ランを放った。

3-0の5回1死一塁、相手はここまで空振り三振と外野フライに抑えられている右腕ウレーニャ。初球のシンカーをファウルにし、そこから4連続チェンジアップで2ボール2ストライク。そして6球目の92・2マイル(約148・4キロ)内角低めシンカーを捉え、右翼スタンドに突き刺した。打球速度114・3マイル(約183・9キロ)の弾丸ライナーに、実況は「ロケットだ!」と表現。観客からはMVPコールも沸いた。飛距離は400フィート(約122メートル)。これでア・リーグの本塁打争いではブルージェイズのゲレロの22本に次ぐ単独2位となった。

大谷は試合前、オールスター前日に行われるホームランダービー(7月12日・デンバー)への参加を表明した。その直後の試合で打っただけに、実況は「ヘイ、デンバー! 大谷がやってくるぞ!」と盛り上げ、MLB公式ツイッターも「ダービーへのウオーミングアップ」と、本塁打の映像付きでツイート。MLB公式サイトでデータ部門を担当するサラ・ラングス記者は「ダービーが待ち切れない!」とつづった。