「2番DH」で出場しているエンゼルス大谷翔平投手(27)が、10試合ぶりの本塁打となる45号を放った。6点ビハインドの8回無死、2番手の右腕ハビエルの内角直球を完璧に捉え、右越えに運んだ。

打球速度は116・1マイル(約187キロ)、角度26度、飛距離は445フィート(約136メートル)だった。

本塁打数でトップ46本のブルージェイズ・ゲレロ、ロイヤルズ・ペレスの2人にはこの日本塁打は出ず、大谷が1本差に迫った。残り試合が少なくなる一方で、ア・リーグ本塁打王のタイトル争いは激化。三つどもえの戦いに目が離せない状態となっている。

また、シーズン本塁打数で球団2位だった同僚トラウトに肩を並べ、00年にトロイ・グロースがマークした球団記録の47本塁打まであと2本、大台の50発まではあと5本とした。

試合前の時点で9月は打率1割9分6厘、2本塁打、4打点で本調子ではなかったが、18日に中堅から左方向へ2安打を放ち、復調の兆しを見せていた。

今季は本拠地で25本のアーチをかけ、本拠地でのシーズン本塁数の球団記録を更新。エンゼルスタジアムでの10連戦の5戦目、ようやく待望の1発が出た。