先ごろジャイアンツと契約を結んだ右腕アレックス・コブ投手(34)について、投手コーチのアンドリュー・ベイリー氏が「素晴らしい補強」と歓迎の意を示した。米NBCスポーツが伝えている。

エンゼルスからフリーエージェントとなっていたコブは、労使関係に関わる全活動が止まる寸前にジャイアンツと2年総額2000万ドル(約22億円)の契約を締結。スプリッターの名手、ケビン・ガウスマン投手が去ったチームにとって、同様にスプリッターを得意とするコブの獲得は朗報となった。

ベイリー氏はKNBRラジオで「ストライクをどんどん取れる投手がまた1人加わった。ゴロに仕留めることもでき、さまざまな球種を織り交ぜることもできる。スプリッターも一級品だ」とコメント。「アレックスはわれわれにとって素晴らしい補強だ」とコブの加入を喜んだ。

コブは今季18試合に先発し8勝3敗、防御率3・76を記録。9イニングあたりの奪三振数はキャリアハイの9・5だった。全投球中36・9%がスプリッターで、Whiff%(空振り/スイング)は35・2%となっている。