エンゼルス大谷翔平投手(27)が、全世界に屈強な肉体美を披露した。GQ公式が12日、世界中で読まれている人気男性誌GQの表紙を飾ることを発表し、表紙とグラビア写真、ロングインタビューを含む特集記事を公開した。同誌が「GQスポーツ・世界版」として初めて発行する号で、大谷が国際的な老舗雑誌の顔に大抜てきとなった。

   ◇   ◇

満票でMVPを受賞するなど各賞を総なめしMLBの顔となった大谷が、今度は世界的な老舗男性誌の顔になった。世界21の国と地域で発行されているGQが初めて「スポーツ版」を編集し、米国、イギリス、スペイン、イタリア、インド、中南米と日本の7つの国と地域で表紙を飾る。日本版となる「GQ JAPAN3月号」は2月1日に発売される。

GQは、公式サイトやSNSで大々的にプロモーションを展開し、これにもカバーボーイの大谷を起用。公式YouTubeチャンネルでは「大谷翔平の人生に欠かせない10のアイテム」と題した7分21秒のインタビュービデオも公開した。

表紙の他に、グラビアでスタイリッシュなカットやたくましく鍛え上げた上腕を披露したカットなど多数の写真を掲載。ロングインタビューを交え大谷大特集が展開されている。

インタビューでは、野球界の顔として目指すところに言及。「最高の選手になるためにここ(米国)に来た。野球界の顔と呼ばれるのはうれしい」と明かし「個人的には野球が米国で一番人気のスポーツになってほしい。自分がそれに貢献できるなら、ぜひそうしたい」と話した。

記事中では、そんな大谷を球界のレジェンドの1人である元ブレーブスのチッパー・ジョーンズ氏(49)が「野球をする肉体としては見たことがない。彼はアドニスだ」と称賛。ギリシャ神話に登場する、愛と美の女神に愛される美しい男性の代名詞アドニス。大谷は、まさに世界的男性誌の顔にふさわしいといえそうだ。

◆男性誌GQ 1931年に創刊され、米ニューヨークに拠点を置く。男性のファッション、スタイル、文化にスポットを当て、食べ物、音楽、スポーツなどを取り上げている。世界21の国と地域で発行。過去には俳優ブラッド・ピット、歌手ジャスティン・ビーバー、NBAのレブロン・ジェームズなど、各界の著名人が表紙を飾っている。

◆大谷の過去の表紙 米1年目の18年に同僚トラウトともに米人気スポーツ誌「スポーツ・イラストレーテッド」の表紙に登場。昨年10月には単独で同誌の表紙を飾り、投手版と野手版の2種類が作成された。18年には米専門誌「ベースボール・アメリカ」でも抜てき。また、日本ハム時代の14年には週刊誌「AERA」の表紙を飾った。