有資格1年目で野球殿堂入りを果たしたデービッド・オルティス氏(46)が25日(日本時間26日)、古巣レッドソックス球団を通して喜びのコメントを発表した。「どの選手にとっても人生で到達する最高の名誉でもある殿堂に選出されたことは、私にとって本当に光栄で感謝している」。

1997年にメジャーデビューしたものの、02年末にはツインズから戦力外通告を受けるなど、下積みの時代も長かった。だが、親友でもあるペドロ・マルチネス氏の後押しもあり、レッドソックスへ移籍した後、長距離打者としての才能が開花。通算541本塁打を記録したほか、3度の世界一にも大きく貢献した。

「少年の頃からプロ球界でプレーすることを夢見てきた。レッドソックスのユニホームを着た14年間は、私の人生でベストの期間だった。我々は(ルースの)のろいを破り、引退した16年までにさらに2度の世界一になった。それは甘く、美しい旅だった」と振り返った。