エンゼルス大谷翔平投手(27)が、ダブルヘッダーに2試合連続で「3番DH」で出場し、第2試合の3打席目でメジャー通算100号のメモリアルアーチを放った。

5点リードした5回無死二塁、右腕オラーの初球ツーシームを捉え、中堅左へ今季7号2ラン。角度22度の弾丸ライナーで放り込んだ。日本人選手のメジャー100号は松井秀喜(175本)、イチロー(117本)に続き3人目。459試合(登板数も含む)での到達は日本人最速となった。大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。

-メジャー通算100号はどんな意味を持つか

大谷 大きい数字だと思うので、励みにしたいなと思ってます。シーズン初めなので、もっともっと打てるように頑張りたい。

-100本塁打&250奪三振はベーブ・ルース以来

手術とかありましたけど、ここまで来られてよかったですし、もっともっと健康で、今シーズンもフルで出られるように体調管理しながら、もっともっといい数字を求めながら、頑張りたいなと思います。

-100号の記念球は

大谷 ケースに入れてもらったので、どこに行くかわからないですけど、なくさないようにしたいと思います。

-スイングは思うような感じになってきた

大谷 コーチとも話ながら、いろいろ修正できるところ、今日も話しましたし、徐々に良くはなってると思うので、ただ少しゾーンが広がってるかなっていう感覚はあるので、もう少し自分がいいスイングが出来る球を我慢できればなと思ってます。

-初球、真っすぐを狙っていた

大谷 特に真っすぐ1本に張っているということはなかったですけど、甘い球が来たら打ちたいなと思っていたので、真ん中付近に来て、しっかり逃さず打てたので良かったなと思います。

-メジャーデビューしたオークランドで100号に到達

大谷 毎年(相手が)いいピッチャー陣ですし、そんなに打ってる印象はないので、あんまりその、いい印象というか、ポジティブな印象は少ないかなと思います。

-100号へのプレッシャーは

大谷 プレッシャーはないですかね。いいシーズンにしたいなと思っているので、その中で大きい数字の1つかなと思いますけど、シーズンの単位で考えるので、特にその100がどう、いつ打ちたいなっていうのはないかなと思います。

-松井秀喜さんを抜いて最速100号。改めて松井さんはどんなイメージか

大谷 少しタイプ的に、僕より率も高いですし、総合的にそれこそ高いバッターかなと思いますし、目標にずっとしてきましたし、そういう選手像の中でホームランを打てるのが自分の中では理想なので。率も残るし、フォアボールもしっかりとるし、なおかつ長打をしっかり打てるというのが一番いい選手かなと思います。

-今季、三振が少ない

大谷 三振が減ったからいいっていうのは分からないですけど、それこそ際どいところをしっかり見送れる、それをストライクとられてもしっかり我慢できる、っていうのが逆に良かったりするので、今は逆に(打ちにいくゾーンが)広がりすぎているかなと。内野ゴロもそうでしたし、難しいボールを打っているかなという気はするので、三振がないことはいいかなと思いますけど、そういうところをしっかり直せれば、もうちょっといい打席を増やせるかなと思います。

-アメリカで率直に100本を打てた喜びは

大谷 それはうれしいですね。もっともっといい数字を残せるように頑張りたいなとは常に思ってます。