エンゼルス大谷翔平投手(27)が8回まで108球を投げ2安打無失点、1四球、メジャー自己最多を更新する13奪三振の圧巻で、今季6勝目(4敗)を挙げた。

108球のうち71球がストライク。うち34球が変化球による見逃し、または空振りのストライクで、投球分析会社「コディファイ」によると2012年のイバン・ノバ(当時ヤンキース)以降では最多だという。

最も多く使ったのはスライダーで43%。高低左右のゾーンを広く使い、見事に制球されたスライダーは、空振り率58%と高い数字だった。

【動画】大谷翔平の「あり得ない」スライダー

投球分析家で知られる「ピッチングニンジャ」もツイッターで、ストライクゾーンで急激に低めに落ちるこの球を「あり得ない、86マイル(約138キロ)のスライダー」と投稿。ファンからは「エグい」「けだものだ」「スプリッターのように落ちる。超現実だ」などのコメントが寄せられた。