エンゼルスは3日(日本時間4日)のアストロズ戦から、代行の代行の代行監督を置く模様だ。14連敗で退任したジョー・マドン監督の後を継いだフィル・ネビン監督代行(51)が、6月26日マリナーズ戦の大乱闘で10試合の出場停止処分を受けた。そのためレイ・モンゴメリー・ベンチコーチ(52)が代行の代行を務めていたが、同コーチも2試合の出場停止処分を受けている。ビル・ハセルマン捕手コーチ(56)は1試合の出場停止処分が明け、3日と5日(同6日)の指揮を執ることが有力となった。1日、地元紙のジェフ・フレッチャー記者がツイッターに記した。

3日はアストロズ3連戦の3戦目。移動日を挟み、5日は敵地フロリダでマーリンズ戦を迎える。

ハセルマンコーチは、捕手としてUCLAから87年ドラフト1巡目(全体23位)でレンジャーズ入団。90年にメジャー昇格し、92年にマリナーズに移籍した。レッドソックス、レンジャーズ、タイガース、レンジャーズ、レッドソックスと渡り歩き、通算13年間で589試合に出場。416安打、47本塁打、210打点、打率2割5分9厘の成績を残した。引退後は主にマイナーリーグで指導者を務めており、今年1月にホセ・モリーナ氏の後任としてエ軍の捕手コーチに就任していた。