ヤンキースのジアンカルロ・スタントン外野手(32)が、オールスター戦MVPに輝いた。

ファン投票による選出で「5番左翼」でスタメン出場。0-2の4回1死一塁で同点の2ラン本塁打を放ち、2打数1安打2打点で勝利に貢献した。打球速度は111・7マイル(約179・8キロ)で、MLBが分析システム「スタットキャスト」を導入した2015年以降、オールスター戦で飛び出した本塁打の中で最速だった。

ヤンキース選手がオールスター戦MVPに選ばれたのは、2013年のマリアノ・リベラ投手以来となる。またア・リーグからのMVPはコロナ禍で開催されなかった20年を除いて9年連続となった。

スタントンは「人生の中でも最高の思い出になった。今日のために50枚の入場券を用意し、見てもらった。自分を導いてくれた父に感謝する」と話した。