エンゼルス大谷翔平投手(28)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)のMVP論争に、かつてのジャッジの同僚でメッツの救援右腕アダム・オッタビノ(36)が参戦した。

26日付のニューヨーク・ポスト電子版のインタビューで「オオタニが世界一の選手であるという論調には賛成する。だが今季のア・リーグMVPはジャッジだ」と意見。その理由を「勝っているチームに所属しているかどうかが、選出のひとつの基準だと思う。ジャッジの貢献で、チームはプレーオフ進出を決めた。オオタニが素晴らしい活躍をしていないという意味ではないが、彼のチームは消化試合だ。ヤンキースは、ジャッジがいなければ今の位置にはいなかったかもしれない」と話した。

オッタビノは2019年から2年間、ヤンキースに所属し、昨季はレッドソックスでプレーしているが、大谷とは因縁がある。大谷の誕生日だった昨年7月5日にエンゼルス戦に登板し、1点リードの9回2死一、二塁で大谷をニゴロに打ち取った際に「ハッピーバースデー、ビッチ」と大谷を侮辱するかのような悪態をついて物議を醸した。

しかし、その後に「あれは自分自身に対するいら立ちがあって感情的になっていただけで、彼に対する言葉ではない。僕はオオタニの大ファンだ」と釈明していた。