フィリーズは10日(日本時間11日)、6月に解任されたジラルディ監督に代わって暫定的に指揮を執っていたロブ・トムソン氏(59)と、2024年まで正式に監督として契約を結んだと発表した。

チームはジラルディ前監督の下で22勝29敗となり、6月2日に同監督を解任。後を受けたトムソン氏はその後65勝46敗を記録し、ナ・リーグ地区3位でワイルドカードでの球団11年ぶりのポストシーズン進出を決めた。ESPNによると、借金7以上のチームをシーズン途中から率いてポストシーズン進出に導いたのは史上4人目だという。ワイルドカードシリーズでは中地区を制したカージナルス相手に2連勝し地区シリーズに進出。11日からブレーブスと対戦する。

トムソン氏は2018年にフィリーズのベンチコーチに就任。2017年まではヤンキースで28年間、コーチなどを務めていたが、メジャーで監督を務めたのは今季が初だった。主砲ハーパーは「選手はトムソンのことを本当にリスペクトしている。彼は野球を愛し、仕事熱心で、選手が必要としていることを理解している。スーパーハッピーだよ」とコメントした。