第6シードのフィリーズが、地元でパドレスに3連勝と対戦成績4勝1勝として、09年以来、13年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。

2-3と1点を追う8回無死一塁。4番ブライス・ハーパー外野手(29)が、元阪神スアレスの時速99マイル(約159キロ)の外角速球を左翼席へをたたき込み、試合をひっくり返した。

フィリーズは3回、前日2本塁打の2番リース・ホスキンス内野手(29)の2ランで先制。雨脚が強くなった7回、連続暴投などで逆転された。

土壇場で逆転2ランを放ち、シリーズMVPに選出されたハーパーは「ベストのスイングをしようと思った」と殊勲の一打を振り返り、「あと4勝する。レッツゴー」と、世界一への意欲を語った。