昨年8月に薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受けたパドレスのフェルナンド・タティス内野手が4日、名誉を挽回すると誓った。

パドレスが本拠地で開催したファン感謝イベントにタティスも参加。マニー・マチャド、フアン・ソト、そして新加入のザンダー・ボガーツらとともにパネルディスカッションの壇上に上がると、開口一番に「サンディエゴが大好き。しばらくここを離れるつもりはない」とファンに呼びかけた。

タティスは会見で、ナ・リーグ優勝決定シリーズに進出したチームに一切貢献できなかったことに触れ、「仲間と同じフィールドに戻り、自分の実力を証明したい。最前線で戦うことを心から楽しみにしている」と述べた。

オフのトレーニングでは打撃練習、フライやゴロを捕る守備練習をひと月近く実施しており、春季キャンプを経て処分が解ける4月20日を万全の状態で迎えられる見込みだという。

ただし、パドレスはオフにボガーツと11年の大型契約を結んでおり、タティスがこれまでの遊撃から外野にポジションを移すことは確定的となっている。

タティスは「まず監督と話してから」と前置きしながらも、「ものすごいチーム編成になったので、勝利に必要なことなら何でもしたい」と、コンバートにも前向きな姿勢を示した。(AP)