エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が、左手有鉤(ゆうこう)骨の骨折で10日間の負傷者リスト(IL)に入った。4日(日本時間5日)、球団が発表した。

トラウトは前日のパドレス戦、8回の第5打席でスイングをした際に左手を痛め、途中交代となっていた。

◆有鉤骨(ゆうこうこつ)の骨折 手首の関節を構成する有鉤骨は手のひらの根元部分にある手根骨のひとつ。有鉤骨鉤(ゆうこうこつこう)という突起があり、打撃時にバットのグリップエンドが当たるなど衝撃を受けて折れることがある。強打者にとって、宿命とも言える故障。

86年原(巨人=現監督)は9月24日広島戦の9回に津田投手と対決し、カウント2-2からの7球目をフルスイング。ファウルチップしたが、左手首を押さえてうずくまり、そのまま退場。2日後の精密検査で左手首有鉤骨骨折で全治2カ月と診断された。96年石井(近鉄)は開幕2戦目の3月31日西武戦の8回、初球をファウルした際に左手首に痛みを感じて途中交代。骨折と診断され手術を受けるも痛みがひかず、同年は2試合のみの出場に終わった。他には96年中村(近鉄)01年二岡(巨人)08年中田(日本ハム)10年松田(ソフトバンク)13、16年畠山(ヤクルト)らも骨折している。

最近では清宮(日本ハム)が19年3月上旬のオープン戦出場中に右手首を痛め、右有鉤骨骨折と診断された。5月24日西武戦で1軍復帰を果たした。宮崎(DeNA)は19年8月に左有鉤骨を骨折。約1カ月で戦列に復帰し、9月12日巨人戦から閉幕までの11試合で打率3割3分3厘の成績を残した。