愛用の「達治グラブ」が、球際で踏ん張った。カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(27)が、決勝点につながる一打と大ファインプレーで攻守にわたって活躍し、勝利をたぐり寄せた。

「5番右翼」で出場し、攻撃では同点の9回無死一塁から中前打をマーク。一、三塁とチャンスを広げ、決勝点につなげた。

9回裏の守備では、先頭打者のドジャース大谷翔平投手(31)が放った右中間への安打をフェンス前でキャッチし、二塁打を防いだ。さらに、続くムーキー・ベッツ内野手(32)が打ち上げた右翼線へのポップフライに激走。ダイビングキャッチでピンチを防いだ。ミドルネームの「達治」と刺しゅうされた緑色のグラブを愛用。球際のプレーが光った。

長打になれば失点の可能性が高まった大谷の当たりをシングルヒットに防いだ場面について、「彼はエリートレベルのベースランナー。一塁に留められたのは大きかった。流れが一気に変わることもある。勢いをできるだけ抑えるのが大事」と笑顔で胸を張った。

大ファインプレーが飛び出した9回、大谷ともアイコンタクトを交わしたいう。「彼が一塁ベースにいた時、目が合って、笑い合ったような感じだった」と、うれしそうに振り返った。ドジャース3連戦の初戦に競り勝つと、右翼のフィールドで渾身(こんしん)のガッツポーズ。「タフだったけど、いい試合だった」と振り返った。