<アストロズ0-7レンジャーズ>◇2日(日本時間3日)◇ミニッツメイドパーク

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が今季初先発した試合で、あと1死まで迫った完全試合を逃したが、1勝を挙げた。

 立ち上がりこそ制球がバラついたが、回を追うごとに精度を増した。カットボールを中心の組み立てで、要所で95マイルを超えるフォーシーム、思わず手を出したくなるスライダーを織り交ぜ、アストロズ打線を翻弄した。積み上げた三振の数は、自己最多となる14。8回2死からの111球目を、ゴンザレスに足の間を抜ける中前打とされ、降板した。8回2/3を投げて、1安打14奪三振無失点。

 ダルビッシュは「(中前打の捕球は)無理でした(笑い)。ただストライクを取ることだけを考えて投げた。あそこまで投げれば十分じゃないですか」と話した。