ドジャースは22日(日本時間23日)、ライアン・ウォード外野手(28)が、プロ野球(NPB)の中日ドラゴンズに移籍することを公表した。16日にDFA(メジャー40人枠から外す措置)とし、球団による保有権を放棄する形となった。

ウォードは19年のドラフト8巡目(全体251位)で入団し、マイナーで強打の外野手として有望な選手の1人だった。通算784試合の出場で168本塁打。24年に3Aで33本塁打、25年に36本塁打と長打力を発揮した。今年4月19日にようやくメジャーデビューを飾ったが、2日後にマイナー降格。5月29日にメジャー昇格したが、1カ月後に再びマイナー落ちした。

層の厚いド軍ではメジャーでの出場機会に恵まれなかった。守備は左翼と一塁、2つのポジションに限られた。外野は急成長したアンディ・パヘス、新加入のテオスカー・ヘルナンデス、大型契約で新たに加入したカイル・タッカーが主に出場。仮に主力が故障離脱しても、トミー・エドマンや控えのアレックス・コールらが穴を埋めた。

一塁は主軸のフレディ・フリーマンが不動。37歳のベテランだが、今季も9月上旬まで3割を超える打率を残し、来季まで契約を残している。外野では若手有望株のデパウラを昇格させ、メジャーでの経験を積ませている。出場機会を踏まえれば、ウォードの中日移籍は合理的と言える。

近年では、メジャーで花開かなかった投手が日本へ渡り、活躍して結果を残し、再びメジャーに返り咲くパターンも少なくない。一部の米メディアの報道では、「もし、彼が日本で結果を残して成功すれば、将来的にまたメジャーでのプレーにトライできるかもしれない」との見方もある。

また、MLBでは今オフ、労使協定の交渉でロックアウト(球団オーナー側による業務停止と施設封鎖)が予想され、シーズン開幕が遅れることが予想される。仮に大幅に遅れるなら、NPBでのプレーを希望する選手も増えるだろう。こうした事態も踏まえ、ウォードと代理人サイドが先手を打ったとも考えられる。

【MLB担当=斎藤庸裕】

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