日本ハムが接戦をものにして連敗を2で止めた。今季最終登板となった先発の伊藤大海投手(29)は8回4安打無失点の好投で3年連続5度目の2桁勝利となる10勝目をマーク。打線は8回に2死二塁から女房役の田宮裕涼捕手(26)が決勝打を放った。

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あうんの呼吸で決勝点をもぎ取った。両チーム無得点で迎えた8回2死二塁。二走の日本ハム矢沢宏太投手(26)は予感していた。「2アウトだったので。(オリックス・エスピノーザは)いいピッチャーですし、そんな連打もないので、いくしかないなという感じはありました」。相手は前進守備を敷いていたが、田宮の左前打で初めから本塁突入を狙った。三塁コーチの森本稀哲外野守備走塁コーチ(45)も右腕をグルグル。矢沢は速度を緩めることなく、頭から滑り込んだ。

森本コーチは、セーフを確信して腕を回した…わけではなかった。「ちょっと、ばくちに出たというか。ボールがそれてくれたらいいなと思って、矢沢の足を信じて思い切って回しました」。願いが通じたのか、左翼からの送球が乱れ、本塁生還を果たした。一か八かの判断が貴重な1点を生み出した。

シーズン2位でCS本拠地開催へ。そのためならどんな勝ち方だっていい。この日から1軍に昇格した矢沢は「9番中堅」で即スタメン出場し、今季初の猛打賞。バットと足で勝利に貢献した。「1試合1試合、全力でしっかりアピールして、チームの勝利に貢献できるようにやっていきたい」と決意新た。貪欲(どんよく)に1点、勝利をつかみ取りにいく。

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