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日本ハム多田野が左手首骨折、開幕絶望

 日本ハム大学・社会人ドラフト1巡目の元大リーガー多田野数人投手(27=3Aサクラメント)が6日の自主トレ中に左手首を骨折していたことが10日、分かった。11日に検査の詳細は発表されるが、手術の必要があり、全治には2カ月以上の見込み。2月1日からの春季キャンプ参加だけでなく、開幕1軍も絶望的な状況となった。先発の一角に期待されていた逆輸入投手が、いきなり試練に立たされた。

 梨田新監督のリーグ3連覇の構想に、早くも修正が必要になった。開幕から先発ローテの一角として期待していた多田野が、左手首を骨折していたことが発覚した。島田チーム統轄本部長はこの日、「(チームにとって)痛いですね。春季キャンプは当然来られない。開幕? 計算しない方がいいと思う」と厳しい表情を浮かべた。

 アクシデントが起こったのは6日の夕方だった。東京都内で自主トレ中の多田野は、日没後にロードワークを行っていた。その際、車両の進入を防ぐためなどに張られていた金属チェーンが見えず、つまずいて転倒。かばった際に地面についた左手首を負傷した。翌日都内の病院で検査を受けた結果、手術が必要と診断された。同本部長は「最低でも(全治に)2カ月はかかると思う。プレートを入れることになるかもしれない」と重傷であることを示した。

 11日からは新人合同自主トレに参加する予定だったが、見送られた。利き腕ではなかったため、多田野自身は「投げることはできる」と、沖縄・名護で1軍春季キャンプの帯同を希望したという。ただ球団は長期的な視野に立ってこれを拒否。手術後は入院して治療し、リハビリに専念させることになった。

 メジャーで15試合に登板して白星も挙げた(1勝1敗)逆輸入右腕には、即戦力として大きな期待がかかっていた。昨季は球団初のパ・リーグ連覇を成し遂げたが、2ケタ勝利を挙げたのはダルビッシュ1人。新人合同自主トレを視察する予定の梨田監督も、多田野について「先発は4本くらいしか頭にない。先発の一角を狙ってもらいたい。早く見たいね」と話していただけに、ショックは隠せなかった。

 9日に梨田監督と食事をともにした山田GMは「残念がっていた。『こうなった以上、仕方がない』とは言っていたけど…」と明かした。いきなりコケた注目ルーキー。チームに与えた衝撃度は、あまりに大きかった。【本間翼】

[2008年1月11日8時44分 紙面から]

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