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27年目工藤が沖縄で自主トレ開始

 横浜のベテラン左腕・工藤公康投手(44)に投球ゴーサインが出た。23日、春季キャンプ地となる沖縄・宜野湾で自主トレをスタート。約40メートルの距離で200球近いキャッチボールを行い、「病院の先生には『ひじや肩回りの筋肉がついている。ゴーサインだね』と言われたよ」と、既に本格的な投球が可能な状態にあることを明かした。

 手術後の経過は順調だった。昨年10月、左ひじにメスを入れた。20日に自主トレ先の米国から帰国。翌21日に担当医の診察を受けたが、左ひじの可動域は手術前の60度から110度まで回復していた。キャッチボール後に室内で約1時間のウエートトレを行うと「(回復の)ペースは自分でも速いと思う。投げられる、いけるという確信がある」と自信たっぷりに話した。

 現役最年長でも、なお進化は止まらない。可動域が広がったことで、今まで使っていなかった筋肉が使えるようになった。現在は、その筋肉を強化している段階。「初日にブルペンに入るのも1つの手。キャンプの第1クールは遠投で、第2クール以降にブルペンもある」と、慎重にブルペン入りの時期を見極める考えだ。

 今季、1試合でも投げれば実働27年で、野村克也(現楽天監督)を抜いてプロ野球記録となる。だが「年齢を言い訳の理由にしたくない。マウンドに上がれば関係ないよ」と、若手との競争に負けるつもりはない。そして、頭にあるのは勝利に貢献することだけ。「リリーフでもいいんだ。個人の成績より、横浜が強くなればいい」と言った。前人未到の境地に入る大投手が、すべてをささげ、今季に挑む。【古川真弥】

[2008年1月24日9時34分 紙面から]

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