野球

マー君今度はＣＭでキムタクと共演

　マー君、あのキムタクとも共演！　楽天田中将大投手（１９）が今度はテレビＣＭでタレント木村拓哉（３５）と共演することが２３日、明らかになった。ＣＭは富士通のパソコン「ＦＭＶ」の人気シリーズで野村克也監督（７２）も出演。撮影は今月上旬に行われ、「おまえに演技ができるのか」とプレッシャーをかける野村監督に対し、木村の激励も受けて試合で抑える場面を演じた。女優の上戸彩（２２）との共演に続きキムタクとの共演で、マー君も超一流の仲間入りを目指す２年目のシーズンとなる。

　新人王のオフ、まさに引っ張りだこの田中が、上戸彩に続いて今度はＳＭＡＰの木村拓哉とＣＭで共演していた。

　撮影は、すでに今月上旬に野球のグラウンドとスタジオでの２カ所で行われていた。実はこちらが“初ＣＭ”出演だった。

　楽天の試合中の設定で、終盤に入り疲れの見えた田中に対し、ベンチで野村監督が「マー君がもう１人おったらなあ」とボヤく。するとなぜかベンチにいる木村が「ダビングすればいいんですよ」とアドバイス。それを聞いた野村監督が「ピッチャー交代！　マー君に代えてマー君」と告げ、木村がマウンドに向かう田中に「気持ち、気持ち！」と気合を入れる。パソコンでダビングされ、元気いっぱいの田中が、マウンドでピシャリと抑えるというコミカルなもの。２６日から全国でオンエアされるという。

　撮影では野村監督が、田中に「おまえにそんな演技ができんの？」とプレッシャーをかける場面もあった。木村が助け舟を出し「大丈夫、大丈夫」とマー君を応援。「はい」と返事して撮影に臨んだ田中は、「疲労困憊（こんぱい）のマー君」と「元気いっぱいのマー君」の“両者”見事に演じた。

　田中は「試合で緊張したことはないが、こういう時の方が緊張する」と話した。野村監督は、現場を引っ張っていく木村に「さすがやなあ」と感心していたという。田中も同様に感心した様子だった。

　「ＦＭＶシリーズ」では、これまでにもスポーツ選手では中日の落合博満監督や横綱朝青龍らが出演したことがある。いずれも、自分のスタイルを持ちながら頂点に立ったスポーツ選手だ。果たしてマー君も後に続くことができるか。

　昨季のシーズンでは、ＣＭの設定のように、試合終盤では、疲れが見えて打ち込まれるという場面もあった。オフも大人気だが、これで、シーズンが駄目なら、大恥をかく。上戸彩に続き、木村拓哉という超一流の芸能人との共演も刺激にして、いよいよ、トップを目指すシーズンになる。

［2008年1月24日9時37分　紙面から］

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