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中田が初装着“金カップ”に不安

キャッチボールのボールが左太ももに当たり、険しい表情を見せる日本ハム中田(撮影・長島一浩)
キャッチボールのボールが左太ももに当たり、険しい表情を見せる日本ハム中田(撮影・長島一浩)

 三塁守備挑戦に思わぬ難敵が現れた。日本ハム高校生ドラフト1巡目の中田翔内野手(18)が28日、人生初めて装着する“金カップ”に不安を抱いた。男性の急所を守るファウルカップ(通称金カップ)は強烈な打球が襲う三塁手の必需品ではあるが、高校時代に投手と外野手のため経験はなし。心配する同内野手に対し、用具メーカーは本人の希望に沿うようなモデルを用意するため、全面バックアップを約束した。

 あわや大惨事の危機だった。いつも通りキャッチボールをこなしていた中田を、白水トレーナーの投げたハーフバウンドが襲った。ドスッ。ボールは男性のシンボルをわずかに外れ、左の内また部分を直撃した。

 野球は危険と隣合わせのスポーツ。もしもの際に男性の急所を守ってくれるのが“金カップ”だ。しかし、中田は「(金カップを)つけたことないんですよ。考えないと…」と当惑。慣れるまでは自分の動きを邪魔しかねない“異物”に、さすがの怪物も不安げな表情を見せた。

 通常、打者から近い位置にいる捕手や内野手は、強烈な打球から股間(こかん)を守るために“金カップ”を装着している。特に三塁手は不可欠。鎌ケ谷で自主トレ中の三塁の先輩小谷野も「サードの人でつけていないという話は聞いたことがない」と言うほどで、コーチスボックスに入るベースコーチも大半が付けているという。関係者は「慣れるまでは気持ちが悪いかもしれない」と話す。防具の装着は「守備がまだ全然。テクニックがない」と話す中田にとって、足かせとなる可能性がある。

 そこでメーカー側も全面バックアップを約束する。中田は「(材質が)硬いと股関節のところの皮膚とかに当たって痛いっしょ。クッション性のあるものがいいですね。注文したい。いいのがあればいいですけど」と言う。日本ハムが使用しているミズノ製のものは、ポリエチレン素材で周囲をゴムでコーティングしてあり、レギュラー型とスリム型の2種類がある。まずはどちらかを試すことになるが、あまりにも本人が異物感を感じる場合「海外製はもっと種類があるし、選手のためなら探すことはします」(メーカー担当者)とジャストフィットするタイプを準備するつもりだ。【本間翼】

[2008年1月29日9時7分 紙面から]

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