野球

楽天11日紅白戦でマー君VS長谷部先発対決

　「新人王対日本代表」が早くも実現する。楽天田中将大投手（１９）と大学・社会人ドラフト１巡目ルーキー長谷部康平投手（２２＝愛知工大）が、１１日の紅白戦に先発登板することになった。田中が今季実戦初登板なら、長谷部はプロ入り後初の試合形式のマウンド。開幕投手を競う両腕が、同じマウンドでしのぎを削る。

　田中の２年目は順調そのものだ。７日に２度目のフリー打撃登板を行ったが、球威は抜群。「（左打者の）インローにいい球が行ってた。あの感じももっと増やしていきたい」と充実したキャンプを送っている。一方、長谷部も負けていない。６日のフリー打撃初登板では、独特のフォームから繰り出す直球を披露。ボールを受けた嶋も「ちょっとボールが動くので打ちづらそう」とうなった。

　ともに開幕から先発の柱として期待されるが、初実戦では目の前の打者に集中する。田中は「相手は関係ありません。自分のことを精いっぱいやるだけです」と慎重な口ぶり。長谷部は「力いっぱい投げます。投げるからには抑えたいです」と全力投球を誓った。開幕投手争いの第１ラウンドは、若き２人の対決で幕を開ける。【小松正明】

［2008年2月9日8時56分　紙面から］

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