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パウエルが王監督と対面「落ち着いた」

 ソフトバンク、オリックスの間で「二重契約問題」になっているジェレミー・パウエル投手(31)が8日、ソフトバンクのキャンプ地宮崎に入り、選手宿舎で王貞治監督(67)との対面を果たした。王監督との会談後、会見に応じたパウエルは、オリックスに対して「問題をこれ以上、大きくするより、さらに強いチームをつくることに集中してほしい」と、事態の沈静化を求めた。パウエルは9日に成田経由で米フェニックスに帰国し、トレーニングすることになる。

 パウエルには王監督の言葉がうれしかった。選手宿舎の一室で、王監督と対面。「王監督から『ペナルティーを短縮できるように最善を尽くす。心配するな』と言っていただいた。本当に気持ちが落ち着いた」。蓄積されたストレスは、王監督のねぎらいの一言で軽減された。

 4日にパ連盟の勧告案こそ出たが、入団は正式決定していない。会談後の会見で、オリックスへのコメントを求められると、顔を一気に紅潮させ、問題の収束を強く訴えた。

 パウエル「オリックスにしてほしいと思うのは、さらに強いチームをつくるために集中してほしい。もう勧告は出ている。僕の名誉を傷つけても、前には進まない。これ以上、混乱を招いても何もならない」。

 パウエル側からオリックスに連絡を取る予定はないという。オリックスが用意した神戸の住居に入れた家財は、そのままの状態だと認め「1月中旬の時点で僕はオリックスでプレーするつもりだった。荷物も入れた。だからオリックスは何があってもチームに来ると思って、契約を有利になるように交渉を進めようとしたのだろう」と話した。

 9日に宮崎から成田経由の航空機で日本を離れ、フェニックスへ移動する。郊外の施設で週4、5日のトレーニングを行う。アリゾナでリハビリに励む小久保、斉藤が滞在するチャンドラーは、フェニックスから車で約20分ほどの距離。「会う機会があれば会いたい。チームメートなのだから」。言葉と行動でソフトバンクの一員を強調した。

[2008年2月9日8時59分 紙面から]

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