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楽天長谷部いきなり死球後毎回四球

<練習試合:ヤクルト4-1楽天>◇25日◇沖縄・浦添

 日本代表左腕のデビューはほろ苦となった。楽天のルーキー長谷部康平投手(22=愛知工大)はヤクルトとの練習試合に先発。4回を無安打無失点に抑えたが、毎回の4四死球と制球を乱し「今までやってきたことができていなかった」とうなだれた。開幕ローテーション入り確実の即戦力が、初の対外試合で課題を残した。

 強心臓が自慢のルーキーも緊張感に縛られた。常に笑みを絶やさないが「マウンドに行ったら急に力が入ってしまいました」と表情がこわばった。初回、先頭の福地に死球を与えると、その後は毎回四球。3、4回は先頭打者を歩かせた。紅白戦では内外角に投げ分けた制球力が、この日は見えなかった。

 失敗の前兆はあった。試合前の投球練習は驚くほど好調だった。「むちゃくちゃ良かったんです。でもブルペンでいいと本番が悪い。僕のジンクスです」と明かした。試合開始直前には不安をかき消そうと、1人ベンチ裏で精神統一を行ったが落ち着きは戻らなかった。キャンプ中には即戦力と認めた野村監督からも注文がついた。「ボールそのものは悪くないが、コントロールが悪すぎる。どう評価していいか分からん。安心感が伝わってこないとなぁ」と口をとがらせた。

 それでも終わってみれば4回を無安打無失点。悪いなりにも結果は出した。「点を取られなかったのは収穫です。次はリラックスして投げたい」と前を向いた。平常心を保つ難しさを知った長谷部が、次回こそマウンドで“らしさ”を見せる。【小松正明】

[2008年2月26日8時40分 紙面から]

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