板橋シニア宮澤克主将(3年)は「まとまりがあって、楽しいチームです」と自チームを評する。この冬場は打撃に力を注ぎ、逆方向へ打つ意識を徹底した。春季大会前の練習試合では15安打中11安打が逆方向と、その効果は如実に表れている。

チームのOBである田中大貴監督が「技術だけでなく、人間的にも大きく成長した存在」と挙げるのはエースの中野倖士朗(3年)だ。昨秋は背番号9だったが、今春は背番号1を背負った。制球力を武器に打者に向かっていく。中野は「シニアを引退するまで背番号1で投げ続け、チームの勝利に貢献したい」と静かに闘志を燃やす。

前チームから試合に出場している三橋俊斗(3年)は、チームのカギを握る存在だ。打線では3番に座り、広角な打撃でチームをけん引する。「毎試合ヒットを放ち、ここ一番のチャンスで打てるバッターになりたいです」とさらなる飛躍を誓う。

打撃に自信を深める半面、守備に課題を抱えるのが現状だ。今後は、守備力向上を図り、目標の関東大会出場を狙う。

板橋シニアメンバー

中野倖士朗(3年)

武田 太陽(3年)

宮澤克(3年)

坂倉 陸仁(3年)

相良 一真(3年)

三橋 俊斗(3年)

相吉澤 櫂(3年)

畔上 留維(3年)

田中健士朗(3年)

近藤煌士郎(3年)

森陽人(3年)

工藤 大地(3年)

高澤 大和(3年)

尾形 知希(3年)

古矢 千秋(3年)

後藤 壱心(3年)

小松 龍騎(3年)

山本翠(3年)

横田 香樹(2年)

宮川 大和(3年)

亀井豊之進(2年)

岡本 琉奨(2年)