今年2月にデビュー25周年に突入したが歌手活動を休養している氷川きよし(46)が27日、これまで所属していた長良プロダクションから独立したことを同事務所の公式サイトで発表した。

同社のサイトでは「氷川きよしについてのご報告」とし「この度、氷川きよしは2024年3月31日をもちまして弊社より独立致しましたことをご報告申し上げます」と発表。続けて「24年間という長きにわたり、多くのファンの皆様、並びに関係者の皆様に支えて頂き、改めて心より感謝申し上げます」とした上で「2023年1月からの休養期間を経て、これまでの歌手としての活動を基に、新たな氷川きよしの世界への更なる飛躍を目指し、活動を再開し新たな一歩を踏み出すこととなりました。弊社も氷川きよしが新たな挑戦を成功させることを願っております」とエールを送っている。

また、氷川本人のコメントも掲載。「この度、氷川きよしは、24年間にわたりお世話になりました株式会社長良プロダクションから独立して、新たに活動をしていくことになりましたので、ご報告申し上げます」と報告。「右も左もわからないデビュー当時からお仕事のチャンスや、ご指導を頂き、支えて頂いた、株式会社長良プロダクションの皆様には感謝の念に堪えません」と感謝の気持ちをつづった上で「今後につきましては、あらためてご報告を致しますが、現在、活動再開に向けての準備をしているところです。引き続き、初心を忘れず、自分らしく、歌い続けていきたいと考えております」としている。さらに「新たなスタートとなり、決して生やさしい道ではございませんが、復帰を待ち続けてくださったファンの皆様、これまでお世話になった関係者の皆様のお気持ちにお応えするためにも、新しい氷川きよしの世界を披露できるように精進して参ります」と独立後の決意もつづられている。関係者によると氷川は年内のステージ復帰に向けて準備を進めているという。

氷川は22年1月、23年以降の無期限休養を発表。22年の「NHK紅白歌合戦」を最後に活動を停止していた。

★氷川(ひかわ)きよし 

1977年(昭52)9月6日、福岡市生まれ。00年のデビュー曲「箱根八里の半次郎」が大ヒット。日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。曲中の歌詞「ヤだねったら、ヤだね」が01年の新語・流行語大賞でトップテン入り。00年から22年まで「NHK紅白歌合戦」に23年連続出場。06年「一剣」で日本レコード大賞受賞。02年のNHK連続テレビ小説「まんてん」で俳優デビュー。178センチ、血液型A。

◆長良プロダクション 2012年に亡くなった長良じゅんさんが1963年に「長良事務所」を設立。87年に広済堂プロダクションに社名変更したが、99年に同プロから独立し「長良プロダクション」を設立した。主な所属歌手は岩佐美咲、グッチ裕三、ささきいさお、田川寿美、辰巳ゆうと、中村玉緒、はやぶさ、水森かおり。