東日本大震災から10年を迎え、東京·品川区の城南信用金庫(川本恭治理事長)は3月31日まで本店1階で「震災10年報道写真パネル展」を開催した。同10日にはGGインターナショナルスクール(酒井綾乃理事・統括園長)の生徒18人が、16日には平沢勝栄復興大臣(75)が訪れた。パネル展を見学したGGインターナショナルスクールの男の子(6)は「(震災の)写真を見たら寂しくなったが、復興した写真を見たら、ほっとしました」と話した。生徒たちは東北の人たちに元気になってもらうようにと、見学の1週間ほど前から作製を始めた「バナー」という飾り付けや、段ボールにビーズなどを使って花を飾ったものを当日、披露。全員でバナーと花のボードを手に「がんばれ ふくしま!」とエールを送った。

一方、平沢大臣は「これからの問題は風化と風評である。国民の皆さんが被災地に思いをはせていただくことで、被災地の人たちも勇気と元気をもらえるだろう」と述べ、城南信用金庫の福島復興の活動に謝意を伝え、「いろいろな所でこのようなことを行っていただき、震災を風化させないようにしたい。震災はまだ現在進行形であり、復興もまた現在進行形である」と強調。現職の大臣が同金庫を訪問するのは初めて。

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