毛呂山武州シニア(北関東支部・西部ブロック) 「とにかく(練習では)バットを振ろう。打席に立ったらフルスイングをしよう」。筋野明監督はその言葉を何度も繰り返してきた。中途半端なスイングや見逃しをするくらいなら、思い切り振ってこいというメッセージ。その結果、今季のチームは強力打線が売りになった。その中軸となるのが3番に座る大澤璃一主将(遊撃手)だ。「先頭打者には足のある森田青葉(二塁手)が入り、7番には1発を秘めている山下大翔(一塁手)が入りますが、あとは入れ替わりが激しい。どこからでも点が取れる打線が自慢なので、あえて固定はしていません」と同監督。相手チームには脅威に違いないが、この陣容で昨秋の大会は代表決定戦まで進出、春季大会は支部ベスト8まで残った。

守っては右腕エースの坂田磨律が絶対看板。直球は120キロ前後だが、制球力とキレのある変化球(カーブ、スライダー、カットボール)で打ち取る。完投能力もある大黒柱だ。女房役の捕手としては永島悠翔がマスクをかぶる。新チームになって内野手からコンバートしたばかりで、まだまだ勉強中だが、エースとの呼吸はピッタリだ。

「夏季大会は惜しくも敗退してしまいましたが、今も練習ではフルスイングで汗を流しています」(同)。

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