踊りに魂を込める。巨人のマスコットガール「VENUS」のサブリーダーを務める冷牟田花恋(ひやむた・かれん)さんは“ラッキーセブン”を心待ちにする。巨人の7回の攻撃前、球団歌「闘魂こめて」に合わせてパフォーマンスを披露する。「やっていてよかったと思う瞬間です」。

4年目の冷牟田さんはコロナ前と後、両方を経験している。「(コロナ前は)みなさん歌ってる光景もすごかったです。熱気がすごくて、今でもたまに動画を見て、その気持ちを思い出したりしてます。(コロナ後は)歌えない分、タオルを掲げている方を見るとすごくジーンときます」。満員でも満員でなくても、グラウンドから見る観客の笑顔は心に染みる。

サブリーダーの立場に思い悩むこともあった。「厳しいことを言わなきゃいけないのがちょっと自分には最初合ってないなと…」。それでも「考えながらやっていると、チームが良くなっていくと実感できる時がある」と今や先頭で引っ張る立場にもやりがいを感じている。

「野球があまり好きじゃないという方にも興味を持ってもらいたい」。思いを込めて、今日も笑顔で踊る。

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