埼玉医大グループ(埼玉・毛呂山町)男子駅伝部が、11月3日開催の東日本実業団対抗駅伝で2年連続2度目の全日本実業団対抗駅伝を狙う。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場周回コースで行われ、上位12チームが全日本の出場権を得る。

昨年東日本10位で出場した全日本は20位と健闘した。柴田純一監督(40)は1区13・4キロ、3区16・8キロ、7区12・6キロの長距離3区間をキーポイントと想定し、徹底強化を図ってきた。「これまでスピード型で長距離が苦手だった選手に粘りとスタミナが付き、数もそろってきた」と手応えを感じている。

前回の東日本は1区で17位と出遅れたが、2区で新人のワンブア・タイタス(24=武蔵野学院大)が区間4位の好走で流れをつくり、5区の島田匠海(25=専大)から最終7区川田裕也(23=東農大)まで10位をキープした。今大会は「1区で踏ん張って2区でトップに立つ」展開を描く柴田監督。その中心となるのは山口弘晃主将(26=東洋大)と鴇澤駿介(27=大東大)で、ともに順調な仕上がりを見せ期待がかかる。

山口は「個人のレベルが上がったことでチーム力も上がってきた。是が非でも全日本の出場権を確保する」と自信をのぞかせた。

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