東日本実業団対抗駅伝は3日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園内の周回コース(7区間76・4キロ)に23チームが参加して行われ、昨年10位の埼玉医科大学グループは3時間45分32秒で13位に終わり、2年連続2度目の全日本実業団対抗駅伝への出場を逃した。出場権を得る12位コモディイイダとの差は、わずか17秒だった。

昨年3度目の挑戦で10位と躍進し、初の全日本出場を果たした埼玉医科大学グループは、前回の経験者5人が出場。1区と最終7区の長距離区間にともに中央学院大出身の石綿宏人と畝歩夢の両新人を起用した。石綿は18位と出遅れたが、4区・三田眞司が13位まで盛り返すと、6区・長山瑞季は1分2秒あった12位との差を一気に26秒まで縮め、出場圏12位を視野に入れた。しかしアンカー畝が区間11位と健闘したが、わずかに及ばず13位フィニッシュとなった。

2017年に部員5人で立ち上げ、短期間で中堅チームに成長させた柴田純一監督(40)は「1区と2区の不調が計算外だった」と悔しさをにじませ、「4~6区へのつなぎはできているので、1区からしっかり鍛え直して戦えるチームにしたい」と捲土(けんど)重来を誓った。

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