◇12月4日◇群馬・ロード宮城総合運動場

群馬県近隣から女子中学軟式野球6チームが参加した大会で、オール栃木が2連覇を達成した。

初戦は群馬エンジェルスを荒田裕菜(2年)が完投して2-1。続く長野フェアリーズ戦は2回裏、澤野真里奈(1年)の中前打から、内野安打と犠打を絡めて先制。石塚愛璃、常盤柚輝の1年生リレーの好投で3-2と逃げ切った。

埼玉スーパースターズFとの決勝戦は先発・落合杏南(2年)が要所で併殺を奪うなど5回無失点。1点リードの4回表に澤野が左中間適時打、7回表には伊藤みなみ(2年)の2点適時打で4-0と突き放し、優勝した。

安打や盗塁阻止など攻守で活躍した澤野捕手が最優秀賞に選ばれ、「落ち着いて打席に入れた。(受賞は)ビックリした」と驚きの表情。川村貴幸監督は「ほとんどの選手が試合経験のない中、勝ち切れた。うれしい連覇」と選手をたたえた。昨年からマウンドに立つ荒田主将は「この代の課題はフライが多いこと。冬に振り込んで打てるようにしたい」と、前向きだった。

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