B1新潟アルビレックスBBは今月6日、群馬クレインサンダーズを96-79で破り、黒星を喫した前日の同カードのリベンジを果たした。群馬は平岡富士貴ヘッドコーチ(HC)ら選手、スタッフ計5人の“古巣”という因縁の相手。

特に平岡HCは、昨季群馬をB2で33連勝とリーグ優勝に導いた。前日は古巣相手の敗戦に悔しさを隠さなかったが、この日は遠藤善ら若手がチームに勢いを与えて、今季最多の96得点を奪い、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

新潟は1月29日に、リーグ記録を更新中だった連敗を26で止めたばかり。いまだ東地区最下位と厳しい戦いは続くが、平岡HCは「こういう状況にもかかわらず、会場に駆けつけて後押ししてくださったのが選手に伝わりました」とブースター(ファン)に感謝した。連敗中は劣勢時に下を向く選手が目立ったが、指揮官は「自信がついてきた。『ダメでもまだ次がある』ということを選手たちに言い続けて、少しずつ、次、次と考えるようになってきたと思います」。シーズン後半の巻き返しに期待がかかる。

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