(一社)全国介護付きホーム協会は10月17日、神田明神ホール(東京・千代田区)で「介護付きホーム研究サミット2022」を開催した。介護現場の課題をさまざまな角度から解決する取り組みを共有し、より質の高い高齢者ケアの実現を目指して始まった事例研究発表の全国大会。毎回、介護のヒントと可能性が実感できる多くの取り組みが発表されている。

10回記念となる今回は、3年ぶりにリアル会場で開催し、同時にライブ配信を行った。全国の介護付きホームから集まった多数の事例を、選考委員会で審査を行い、優秀賞に選ばれた10組の事例内容の紹介と表彰が行われた。優秀賞の中からグランプリに選ばれたのはファインケアガーデン清瀬で取り組んだ「介護付きホームだからこそできる寄り添うケア~経鼻栄養から経口摂取へ、QOLが向上した事例~」。受賞した奥津朋子施設長は「はじめてエントリーしてグランプリを取れたことに驚いています。スタッフみんなで取り組んだことは間違いではなかったと確信が持てました」と喜びを語った。

同協会の老松孝晃代表理事は「会社の垣根を越えて発表しあうことで、ともに学んでともに発展していく協会であるために、しっかりと続けていきたい」と開催の必要性を説いた。

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