23年プロ野球ドラフトで、リトルシニア関東連盟所属チーム出身者15人が指名された。選手たちは2月1日のプロ野球キャンプインに向けて、すでにプロとして始動している。各球団に指名された選手たちをピックアップ、リトルシニア時代の思い出や今後への期待などを、チーム関係者に聞いた。後編はパ・リーグです。(所属は指名時、写真はチーム提供)
【一番小さくて細かった 栃木下野・秋山和久監督】
同じ代は33人いましたが、大山は一番小さくて細くて。入ったときは150センチぐらい、卒団の時で160センチぐらいでしたか。うちから初めてのプロ選手で、先日ドラフト指名の祝賀会で「僕が一番小さかったんですけど、どこで大きくなるかわからないので、目標を高く持ってください」とあいさつしていました。
ずっと投手で、バランスのいい子で、コントロールがよかった。変化球も自在に使って、緩いボールで手玉に取る、という投球でした。その代(2016年)は日本選手権に優勝したチームで、いい投手がたくさんいたので、出場機会は少なかった。
白鴎大足利高では最後の夏は初戦で投げずに敗退してしまった。ブレークしなかったので、東日本国際大の主戦で投げられたのがよかったのかもしれません。テレビで見てびっくりしました。身長(180センチ)もそうですが、体の厚み、横幅、下半身の筋肉の付き方とか、努力したんだろうなと思いました。祝賀会で現役の子供から「どうやったらプロに行けますか」と質問されて「とにかく食べること、その1点です」と言っていました。プロでは150キロ台は当たり前ですが、大山は続けて投げられる強みがあります。一番小っちゃかった子がプロ野球選手になったのは、夢を与えてくれました。

