50周年を迎えた日本ポニーベースボール協会の新たな試みを紹介する。8月にフィリピンで開催される「第2回ポニー・ガールズ・ワールドシリーズ」の日本代表チームに女性コーチを2人派遣する。同地で同時期に開催されるアジア・パシフィックゾーン・ソフトボール大会へ代表チームを派遣。7月開催の全日本選手権大会期間中には、小学生の部が実施される。

【8月フィリピン開催 経験を生で伝える 小西美加氏 小宮志織氏】

昨年、U-15日本代表が初代女王に輝いた「ガールズ・ワールドシリーズ」は8月4~9日にフィリピン・マニラ近郊のクラークなどで行われる。日本からはU-15の部に2、3チーム、年齢制限のないオープンの部に1チームを派遣する予定。昨年の最大ライバル米国に加え、メキシコや欧州からも参加チームが見込まれており、昨年以上のスケールになりそうだ。

日本ポニーベースボール協会の那須勇元事務総長が団長を務め、コーチ陣に元女子プロ野球選手の小西美加氏(40)と小宮志織氏(30)の参加が決まった。小西氏は日本女子プロ野球機構の初代選手として投打で活躍した。MAX127キロを武器に10年間で82勝を挙げ、226安打を放ち、柵越え本塁打も記録したことがある女子野球のレジェンド。国際大会優勝も経験しており「女子野球を続けてもらいたいので、自分の経験を生で伝えるいい機会にしたいです。日の丸を背負うからには、チーム内でやるべきことをしっかりやりながら、野球の楽しさを見つけてもらいたい」と話している。

投手だった小宮氏は「私たちの中学時代に比べ、女子野球のレベルは確実に上がっています。野球が大好きな選手が集まると思いますが、海外遠征を通じて、野球以外の部分でもいい経験ができるよう、手助けしたいです」と話している。年々、女子選手の登録が増えている同協会は、女子野球の国際的な発展に貢献できる指導者と選手育成を目指していく。

【ソフトボール大会も開催 10カ国が参加 U―15&オープンの部にチーム派遣】

米国の協会本部「ポニー・インターナショナル」は野球とともに少年少女のソフトボールも統括、運営している。また、アジア・パシフィックゾーンも今年50周年を迎えることから、記念事業として「アジア・パシフィックゾーン・ソフトボール大会」の開催が決まった。東南アジアを中心に10カ国が参加を表明しており、日本からも選考会を経てU―15の部とオープンの部にチームを派遣する。

【7月全日本選手権では「小学生の部」新設】

硬式球を握る小学生にも大舞台が用意される。現在、協会加盟の小学生のチームは6年生以下で編成する杉並中野ギャラクシーポニー(東京)と阪神ポニーブロンコリーグ(兵庫)、8歳以下の中央ブレーブス(東京)の3つ。「試合機会の均等」の理念に従い、50周年事業の一環として、全日本選手権に「ブロンコの部(小学生の部)」を新設。大会3日目に杉並中野と阪神で決勝戦を行うことが決まった。最終日には従来通り、全日本選手権、中学1年生によるポニーブロンコ大会、女子王座の決勝を行う。