【金子真仁】西武是沢涼輔はあの日泣いていた これまで書かなかったストーリー

西武が7月31日の〝期限〟を前に、支配下選手枠70人を全て埋めました。球団が最後の1人に選んだのは、育成契約4年目を過ごす是沢涼輔捕手(26)でした。高校(健大高崎)でも大学(法大)でも控え捕手だった男が、プロ野球の世界でついに2ケタ背番号―。これまで書かなかったストーリーを初公開します。

プロ野球





◆是沢涼輔(これさわ・りょうすけ)2000年(平)4月19日、三重県いなべ市生まれ。私立の暁中から健大高崎、法大を経て、22年育成ドラフト4位で西武入り。かなりの読書家で、キャンプ終了後の宮崎空港では「このオムライスに付加価値をつけてください」や「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」などの書籍を気にしていた。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。

宮崎空港売店の書籍コーナーで本を選ぶ西武是沢(撮影・金子真仁)=26年3月1日

宮崎空港売店の書籍コーナーで本を選ぶ西武是沢(撮影・金子真仁)=26年3月1日


器用だし不器用な男


笑ってごまかしながら、悔しい思いは何度もした。プロ野球の世界に入ってからも。相手にも悪気は全くなかっただろう。24年の暮れ、三重県内のとある飲食店。その店内にはプロ野球選手のサイン色紙が何枚かあった。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。