今年も年間を通してヤングリーグ東日本ブロック所属チームの紹介をしていきます。掲載時期により、まだ新1年生がそろっていなかったり、守備位置が決まっていない場合があるのはご了解ください。今回は東関東支部の水戸青藍舎ヤング、千葉沼南ヤング、埼玉SPヤングです。また、5月5日開幕の日刊スポーツ杯関東大会の組み合わせが決定しました。

●しつけに重き置く

【創立】2005年

【主な活動場所】埼玉・春日部市

【主な成績】2017、22年ジャイアンツカップ埼玉県予選決勝。全国大会=春5回、夏6回

朝の声出しから始まり、グラウンドでは120%以上の力で意識を高め、行動することを徹底している。山口祐二監督(53=写真)は「楽しくやろうという野球がはやっている中で、しつけに重きを置いています」という。

3月末に行われた第32回ヤングリーグ春季大会(岡山・倉敷市)では、貝塚ヤング(大阪)を破って2回戦へ(2回戦では同じ東日本ブロックの山梨BANDITS YOUNGに4-8)。山口監督は「一定の強さはありながらも、接戦になると弱さが出てしまう」と振り返った。

次の目標に、ジャイアンツカップ出場を掲げる。選手たちの合言葉は「今を頑張れない奴(やつ)に未来を語る資格なし」。バッテリーを中心とする守備強化。1つのアウトに徹底してこだわる。

櫻井湊主将(3年)を中心に、安定感を増す左腕投手山下兼瑚(3年)、投打で杉山陽祐(3年)の爆発的な成長が楽しみ。努力を積み重ねる小渕優馬(3年)が開花することも期待したい。学業で素晴らしいのは2年の末松琉生で、オール5の成績だ。

山口監督は「春季全国大会では、目標だったベスト4に届きませんでした。大会の反省を生かし、守備では球際に強く、打撃ではチャンスで1本と、日頃からプレッシャーを与えながら練習に取り組んでいます。今年こそはジャイアンツカップ出場を果たしたい」と決意を語った。

※チーム公式HP配信中