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評論家

中山雅史

中山雅史(なかやま・まさし)

日本サッカー史の一時代を築いたストライカー、中山雅史氏が日刊スポーツ評論家としてデビュー。W杯予選の過酷な戦いを経験し、2度のW杯に出場した中山氏が、当時を振り返るとともにザックジャパンに緊急提言した。

大久保で前線活性化


<国際親善試合:日本1-0キプロス>◇27日◇埼玉 

 途中から大久保が出てきて前線は活性化された。確かに決定的なシーンには絡まなかった。その中でもミドルシュートや飛び出しなどで持ち味を出していたから。柿谷と代わって1トップに入ったけど、大久保は1トップだけじゃなく2列目も含めた前線ならどこでもやれると思う。日本の代表としてってのはもちろん、Jリーグの代表として戦うってのがうれしいよね。

 僕の時は、98年フランス大会は海外での合宿だったし、02年日韓大会は、そこまで追い込んだ練習をしなかった。年代が替わればいろいろなやり方が出てくる。初戦まではあと2試合あるんだから、まだまだこれからでしょ。キプロス戦が終わった段階で、初戦のコートジボワール戦でどう戦うかって話にはならない。いろいろ試したり、けが人のチェックが目的だった。トレーニングマッチもあと2試合あるし、そこでの戦い方を見た上で決めることになるはず。僕もまだ初戦のスタメンは決められないよ。

 コートジボワールが日本のことをどう思っているのかも読めないよね。警戒してくるって思う一方で、過去に出場したW杯ではいずれも死の組だった。だから今回は日本戦を楽観視している可能性もあると思うよ。能力が高いのは確かだけどアフリカ勢だけは何を考えているのか読めない。

 けが人もあと3週間で上がってくる。チーム全体としてもまだまだ良くなると感じた試合だった。(日刊スポーツ評論家)

















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