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紙面企画

私のレジェンド

私のレジェンド

過去19回行われた世界最大の祭典。全世界のファンが魅了され、スーパースターに酔った。誰にでもいるW杯のヒーロー、それぞれの一押し選手を「私のレジェンド」として連載する。

フォルランが今も胸に刻む父の教え


<10年W杯得点王&MVP ディエゴ・フォルラン>

 私が子供の頃から尊敬し、選手として参考にしていたのは父のパウロ・フォルラン(68)です。プロのサッカー選手でセンターバックをしており、ウルグアイ代表でもプレーしていました。

 父からは、子供の頃からいろいろなことを学び、いろいろな経験を支えてもらいました。練習はハードにタフにしなければいけないこと。自分を犠牲にしてチームのために戦うことの大切さ。常にベストを尽くすこと。常に誠実であること。そして、人生を楽しむことを教えてくれました。私の家はすごく仲がいい、絆の強い家族で、今は僕のことをいつも応援してくれています。

 また、ウルグアイ代表でプレーし、ウルグアイ代表監督も務めた母方の祖父、ファン・カルロス・コラソ(86年に死去)からも多くのことを学びました。子供の頃、FWの選手で憧れていたのはマルコ・ファンバステンです。でも、アイドル的な存在ではなく、自分にとってはやはり父や祖父の存在が大きかったですね。

 父も祖父もW杯に出場したことがありますが、W杯で大切なのは絆の強いチームであること。そしてケガや、累積警告での出場停止に気をつけること。最初から何試合も同じメンバーで戦っていくことができれば、上位進出の可能性はどんどん高くなると思います。

 ◆パウロ・フスト・フォルラン・ラマルケ 1945年7月14日、ウルグアイ生まれ。センターバックとして63年にペニャロール(ウルグアイ)でプロデビュー。66年にリベルタドーレス杯、インターコンチネンタル杯優勝。サンパウロ、クルゼイロ(ともにブラジル)、ナシオナル(ウルグアイ)を経てデフェンソール(ウルグアイ)で84年に現役を引退した。ウルグアイ代表17試合0得点。66年、74年W杯に出場。67年南米選手権優勝。

















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