日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


ここからこのサイトのナビゲーションです




紙面企画

Ola! WorldCup

Ola! WorldCup

毎週水曜日の紙面ブラジルW杯ワイド特集「Ola! World Cup」に掲載された特集記事を余すとこなくお届けします。

3964の法則 優勝はウルグアイ!?


 聖なる法則なら、今年のW杯優勝はウルグアイ!? 4年に1度のサッカーの祭典には、2回以上優勝した国の優勝年度を足すと「3964」という数字になる都市伝説が存在する。このブラジル代表も信じた聖数伝説のほか、日本代表にうわさされるジンクスなどに、テレビ東京系「やりすぎコージー」で人気のお笑い芸人、「ミスター都市伝説」こと関暁夫(38)が迫った。【取材・構成=由本裕貴】

 1930年に第1回大会が開催され、今年で20回目のW杯。80年以上の歴史の中で、数字にまつわる不思議な都市伝説がある。過去2回以上優勝した国の各優勝年度を足すと「3964」が導き出されるのだ。該当するのは、ブラジル、アルゼンチン、ドイツの強豪3カ国。中でもブラジルは1970年+1994年=3964、1962年+2002年=3964と、2度の〝実績〟を誇る。

 都市伝説テラーの関は、02年日韓大会でブラジルがこの法則を引用して優勝したと紹介する。

 関 決勝の試合前、コーチがロッカールームのホワイトボードにこの法則を書き出しました。「今日は我々が勝って優勝する運命にある ! 」と言って選手を鼓舞したのでしょう。

 そして3964に、数字のアナグラムで「13」が隠されていると指摘する。順番に足し、2ケタの数字は足して1ケタに変換する法則で「3+9=12、1+2=3、3+6=9、9+4=13」となる。

 関 キリスト教の一派で、13は不吉な数字とされてきました。でも最近は聖なる数字とあがめられています。聖母マリアがファティマ(ポルトガル)に降臨したのが1917年5月13日。マリアの預言を託されたルシアが天に召されたのが05年2月13日です。

 そして法則通りなら、今年の優勝はウルグアイ(1950年+2014年=3964)となる。決勝でブラジルが負けて「マラカナンの悲劇」と呼ばれた1950年以来のブラジル大会で、再びウルグアイが頂点に立つのか? ウルグアイはキリスト教大国だ。

 関 聖なる数字の暗示でしょうか。真剣勝負のスポーツですが、多くの観光客が訪れ、膨大なお金が動きます。背後には陰謀が渦巻きます。裏のスポンサーにより、偏った判定や誤審もあるかもしれません。

 そして、日本も人ごとではない。W杯に熱中しすぎることで新たな〝陰謀〟が動きだすと忠告する。

 関 1+3=背番号4の本田選手も活躍するでしょうが、政府にとって注目度の高いW杯は国民の目をそらす道具です。期間中、国会が反対意見の多い法案を強行採決するかもしれません。13年、伊勢神宮と出雲大社の式年遷宮が重なりました。何十年に1度の社殿を造り替える一大行事が奇跡的に重なったのです。何かの前ぶれか。12番目の選手は会場のサポーターで、13番目の選手は日本から応援する国民。国政を冷静に見る必要があります。信じるか信じないかは、あなた次第です!

 ◆関暁夫(せき・あきお)1975年(昭50)6月21日、東京都出身。吉本興業所属。96年にお笑いコンビ「ハローバイバイ」結成(09年に解散)。05年頃から都市伝説芸人として人気となり、11年末に芸名をミスター都市伝説・関暁夫に改名。著書は「ハローバイバイ関暁夫の都市伝説 信じるか信じないかはあなた次第」(竹書房)など。DVD「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 ファティマ第三の預言とガウディ・コード」が発売中で、5月4日に代々木第1体育館でトークショー、握手会が開催される。

<関暁夫が語る都市伝説>

 ◆1の呪い 背番号1を付けた日本のGKは、過去のW杯で1度も試合に出たことがありません。98年フランス大会は「1」小島伸幸ではなく「20」川口、02年日韓大会は「1」川口ではなく「12」楢崎正剛、06年ドイツ大会は「1」楢崎ではなく「23」川口、10年南ア大会は「1」楢崎ではなく「21」川島永嗣が、それぞれ守護神として活躍しました。今大会で1を背負うのは川島が有力ですが、控えの台頭やレギュラー奪回のドラマがあるかもしれません。

 ◆NHKのジンクス W杯でNHKが中継すると、日本が勝てないジンクスがありました。フランス大会は3戦全敗。日韓大会はベルギーと引き分け、トルコに負けて敗退。ドイツ大会はオーストラリア、ブラジルに大敗しました。しかし前回の南アフリカ大会ではカメルーンに勝利。今大会の中継は初戦コートジボワール戦ですが、NHKのアナの熱い実況と、日本の熱き魂で呪縛を完全に振り払ってほしいですね。

 ◆米国の陰謀 戦後の日本ではサッカーがなかなか普及しませんでした。これはサッカーやアメフット、バスケットボールのような「陣取り合戦」の形を取るスポーツが、戦争意識を高めるという説があったからです。実際、サッカーが人気な国では、愛国心や民族意識が強い傾向にあります。米国が敗戦国の日本を領土とし、再び軍事国家としてよみがえらせないために、マスメディアなどを使い、自国で人気の野球を積極的に浸透させたということです。

<広く出回っているジンクス>

 ◆バロンドールの呪い 本大会開催の前年度にバロンドール受賞者がいる国は優勝できない

 ◆決勝進出 欧州勢と南米勢以外で決勝進出できた国はない

 ◆優勝できない コンフェデ杯優勝国は翌年のW杯で優勝したことはない

(※前回の南ア大会スペイン優勝で破られたジンクス)

 ◆開催国が欧州以外の場合、南米勢が優勝する

 ◆62年チリ大会以降は南米勢と欧州勢が交互に優勝している

(※日本代表に関するラッキーナンバー)

 ◆五輪&W杯で4の付く日は勝率90% 36年ベルリン五輪でスウェーデンを下した「ベルリンの奇跡」は8月4日、68年メキシコ五輪銅メダル獲得は10月24日、02年W杯日韓大会で初勝ち点が6月4日、初の1次リーグ突破は同14日など、4の付く日は9勝1分け1敗(※4以外の日は8勝6分け18敗)

再現された日産スタジアムのブラジル代表が使用したロッカールーム

聖なる法則ホワイトボードは横浜に

 聖なる法則が記されたホワイトボードは、横浜国際競技場で大切に保管されている。法則の左側には「イエス様、あなたを愛しています」などキリストを敬う言葉が書かれている。同会場では試合やイベントのない日に見学ツアーが行われ、ブラジル代表のロッカールームが当時のまま再現される。料金は大人500円、中学生以下250円。申し込みは電話045・477・5000まで。

















ここからフッターナビゲーションです


PAGE TOP