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紙面企画

Ola! WorldCup

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毎週水曜日の紙面ブラジルW杯ワイド特集「Ola! World Cup」に掲載された特集記事を余すとこなくお届けします。

決勝T進出祈願C組日本お国自慢ランキング


 いよいよ世界の目がブラジルに集まる。4年に1度のW杯は12日に開幕。各大陸予選を勝ち抜いた31カ国と開催国ブラジルのガチンコ勝負が始まる。国際サッカー連盟(FIFA)ランクや過去の成績などで比較される各国を、さまざまな分野でランキング。意外と知られない「国力」を分析してみた。FIFAランクでは47位とC組最下位の日本だが、競技人口や直近大会の成績などでは同組トップと健闘している。

<サッカー競技人口1位>

 サッカーの力は、FIFAランクだけでは分からない。47位の日本に対し34位のコスタリカが「格上」と言われるが、最近のW杯の成績では、はるかに日本が上。4大会連続出場で16強2回の安定ぶりは、C組の他国も圧倒している。優勝オッズも126倍とC組2番手。1次リーグを突破しても当然といえる。

 競技人口もすごい。FIFAが推計する人数は、480万人超で出場国中8番目。米国、ドイツ、ブラジルなどは圧倒的だが、イタリアやフランス、スペインなど欧州の強豪といい勝負で、C組でもコロンビアを上回ってトップだ。協会登録人数も105万人で同組のトップ。2位のギリシャ(36万人)の3倍が選手登録している。もっとも、人口あたりの人数で見ると、話は別だ。日本の競技人口は26・3人に1人で、もちろんC組最下位。「サッカー大国」への道は、まだまだ遠そうだ。

<選手の市場価格3位>

 選手の市場価格とは、その選手を獲得するには所属クラブにいくら払えばいいのか推測した推定移籍金のこと。ここでは移籍情報サイト「トランスファーマーケット」(5月31日時点)の国別平均市場価格を取り上げた。香川(34億円)本田(21億7000万円)長友(14億7000万円)がトップ3の日本は1人当たりの平均では6億5989万円。これはC組では3位とやや安い印象。32カ国を見るとドイツやスペイン、ブラジルが高額で、アルゼンチンやポルトガルは、メッシ(185億円)、ロナルド(154億円)ら1人の存在が平均価格を上げている。

<軍事費1位>

 国力を測る国防費でみると、日本はC組トップだった。4月にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した「2013年世界軍事費トレンド」によると、日本は486億ドルで全体で8位、W杯出場国では上から6番目に付けた。ただ日本の軍事費は全体の40%以上を人件費と糧食費が占めており、武器輸出3原則があるため、国産での装備が高額なものばかりという背景がある。なお、断然の1位は米国。昨年の世界の軍事費は総額約1兆7470億ドル(約174兆7000億円)で、3分の1強の6400億ドル(約64兆円)もあった。

<世界遺産1位>

 昨年、富士山が登録されて、日本の世界遺産は17件になった。オリンピアの遺跡などがあるギリシャと並ぶ数字で、C組1位。とはいえ、上には上がいる。ベネチアやフィレンツェなど歴史ある町並みのイタリアが49件でトップ。サグラダ・ファミリアのスペイン、ケルン大聖堂のドイツ、モンサンミシェルのフランスなど観光大国が続く。世界遺産のある街に観光客が集まると、経済的に潤う。人々の活気と豊富な資金が街のクラブを強くしている。

<幸福度2位>

 国連は昨年11月に「世界幸福度報告書2013」を発表。その中で10-12年の国別幸福度ランキングの結果を明かした。これは「平均寿命」「汚職の少なさ」「1人当たりのGDP」「人生における選択の自由」「社会的支援」など複数の項目によって総合的に決定されたランキング。日本はアジアの中では韓国に次ぐ18位で、C組ではコロンビアに次ぐ2位だった。W杯不出場国も含めると、1位はデンマークで社会的支援の多さが目立ち、日本は「汚職の少なさ」「寛容さ」の項目が上位国に比べて低かった。

<五輪メダル数1位>

 日本は夏冬合わせた五輪金メダル数140個で全体の8位。五輪発祥のギリシャは30個、コロンビアは重量挙げと自転車の2個、コートジボワールは陸上の銀1個だけだから、C組では圧倒的だ。1位は米国で、ロシア(ソ連を含む)以下はドイツ、英国など欧州勢が続く。アルゼンチンは18個、ウルグアイは2個と、南米勢は苦戦。欧州対南米のサッカー界と違い、五輪は米国と欧州が中心だ。

<美女が多い2位>

 ミス・ユニバース、ミス・ワールド、ミス・インターナショナルを合わせた「世界3大ミスコンテスト」の優勝者輩出数で計算した。日本はミス・ユニバースに59年の児島明子さんと、07年の森理世さん。ミス・インターナショナルに12年の吉松育美さんの計3人。C組ではギリシャと並び、コロンビアに次ぐ2位タイ。コートジボワールは0人だった。出場国全体だと日本は12位タイ。米国が11人で断然のトップだった。

<在留邦人数>

 W杯出場国で「日本と最もつながりの強い国」は、ダントツで米国だ。13年の外務省の統計によると、米国にいる在留邦人数は41万9730人。2番目に日本人が多く滞在する国は、オーストラリアで7万8664人。3位英国(イングランド)と続き、4位にはW杯開催国のブラジルが入った。ブラジルには日系人が多い関係で、在留邦人ばかりでなく日本に親しみを持っているブラジル人が多いのは心強い限りだ。在留邦人が最も少ないのは、ボスニア・ヘルツェゴビナの25人だった。

















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