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NHK橋本会長が辞意、理事2人辞任

 NHK記者らによるインサイダー取引疑惑で、NHKの橋本元一会長は21日記者会見し、コンプライアンス(法令順守)担当の畠山博治、報道担当の石村英二郎の両理事が責任を取り、22日付で辞任することを明らかにした。

 また、24日に任期が切れる橋本会長も18日夜に電話で古森重隆経営委員長に辞意を伝えたが、「まずは事件の全容解明に全力を尽くしてほしい」と言われたという。橋本会長は「経営委員会が私の進退を判断するので、それまでは仕事をやっていく」と話した。

 NHKによると、職員3人が昨年3月、1000~3000株程度を売買し、10万円から40万円程度の利益を不当に得ていた。3人のうち2人はインサイダー取引を認めており、NHKの特ダネ原稿を放送前に見て、株を購入したことが判明している。

[2008年1月21日20時19分]

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