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X JAPAN再結成ライブを発表

X JAPANの左からPATA、YOSHIKI、TOSHI、HEATH
X JAPANの左からPATA、YOSHIKI、TOSHI、HEATH

 X JAPANのYOSHIKI(42)が20日、東京・渋谷で3月28、30日に東京ドームで再結成ライブを行うことを発表した。97年大みそかの東京ドーム解散ライブから約10年ぶりのライブタイトルは「X JAPAN 攻撃再開」。YOSHIKIは「戦闘態勢に入ってます」と意気込みを語った。

 YOSHIKIは10年3カ月ぶりの再結成ライブの発表を直接ファンに伝えようと、19日にロサンゼルスから帰国した。テレビカメラ10台に加え、ファン100人が参加した公開会見で日程が発表されると、ほとんどのファンが泣いた。YOSHIKIも「これまで14回、東京ドームでやっているのでよく行く場所、たまり場みたいな感じ」と感慨深げに話した。

 バンドの再結成は映画「SAW4」の全世界テーマソングの依頼を受けたことがきっかけだった。「X JAPANでやっちゃおうかと、冗談で考えていたら本当になっちゃった。ミラクルです」。ボーカルTOSHI(42)が解散後、ロックからアコースティック系の楽曲を歌っていたことで「ロックを歌えるか」と心配したが、スタジオ入りして不安は消えた。「イメージした通りだった。TOSHIは『キーが下がった』と言ってたけど、無視して昔のキーで作った。それでも(高音が)出ました。出ないと思ってるだけだったんじゃないかな」。

 解散後のYOSHIKIは99年に天皇陛下即位10年を祝う式典で奉祝曲を披露するなど存在感は示し続けた。それでも、02年に小室哲哉率いるglobe加入もシングル1枚の発売のみで、05年の音楽プロジェクトVIOLET UKはCD発売を延期した末に、1曲を音楽配信するにとどまった。ファンにとっては待つことの方が多かった10年。泣き崩れたファンは、今度こそいい意味で裏切られることを感じ取っていた。

 かつては激しいドラムパフォーマンスで首を痛め、首にコルセットを巻いて演奏したこともあった。「首も痛いしけんしょう炎もバリバリ。でも今、めっちゃトレーニングをして、戦闘態勢に入っています」。ライブタイトルは「攻撃再開」で、28日「破壊の夜」、30日「創造の夜」とテーマが設定された。

 会見後、東京・渋谷のタワーレコードにメンバー4人が集まりファン160人とイベントを行った。YOSHIKIは「2公演で内容も変えます。危ないコンサートにしたい。ドラムセットを壊してもいいように3セット用意しようかな」。TOSHIは「前はシンバルが飛んできて怖かった。今回も何が飛んでくるか分からない。怖い」と笑った。5月初めには98年に亡くなったギターhideさんの追悼公演も予定されている。

[2008年1月21日8時36分 紙面から]

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