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第20回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞


主演女優賞

竹内 結子「サイドカーに犬」

主演女優賞を受賞した竹内結子は、両目をウルウルさせながら喜びのスピーチ
主演女優賞を受賞した竹内結子は、両目をウルウルさせながら喜びのスピーチ
授賞式映像

授賞式

 主演女優賞を受賞した竹内結子(27)にとって「サイドカーに犬」は、一昨年11月に長男を出産して女優復帰第1弾。前年受賞者の松雪泰子(35)から「10年前にドラマで共演して以来。進化していますね」と表彰盾を手渡されると目を潤ませた。「すごくこの賞が大きなものに、あらためて思えてきました」。竹内が演じたのは、母親が出て行った家庭に乗り込んだ愛人ヨーコ役。本妻に頭突きをくらわせ、大口を開けて笑う演技で新境地を開いた。「私にとって新しい役柄。やってやるというより、飛び込んでみようという気持ち。ヨーコになれるかしぐさを1つ1つ監督に確認しながら演じました。荒っぽいけど、実は弱い。夕方を迎えるのが切なくなるような作品です。心もとなさ過ぎる私が、こんな大きな賞をもらえるなんて」と話した。

 子供の薫役の松本花奈(はな=9)と、自転車で抜きつ抜かれつしながら大人と子供の心の交流を大胆に、さわやかに演じた。竹内に花束を手渡した松本は「撮影の時、結子さんにヨーコさんが乗り移っていました」。竹内は「導いてくれたのは松本花奈ちゃん。スタッフの皆さんが、ここまで連れてきてくれました。スタッフの人が『この賞を結子ちゃんが取ってくれて、私もこの作品にかかわれてうれしい』と言ってくれました。スタッフ、監督、みんなを代表して賞を取りました」と目を潤ませた。そして「いただきましたッ!」と表彰盾を力強く掲げた。【小谷野俊哉】

 [2007年12月29日 紙面から]

竹内結子(たけうち・ゆうこ)
 1980年(昭55)4月1日、埼玉県生まれ。95年大蔵省(現財務省)CMでデビュー。96年フジ「新・木曜の怪談」で女優デビューし、99年NHK朝の連続テレビ小説「あすか」に主演。98年「リング」で映画デビューし、「黄泉がえり」「いま、会いにゆきます。」などに出演。今年公開作は「クローズド・ノート」など4本。162センチ。血液型A。
「サイドカーに犬」
 薫が小学4年生だった夏休み。母が家出した1週間後、すらりとしたきれいな女性ヨーコ(竹内結子)が突然、家にやってくる。ヨーコは薫や弟のためにご飯を作ってくれ、父(古田新太)やその仲間たちの世話もてきぱきとこなしていく。根岸吉太郎監督。
作品賞&監督賞 「それでもボクはやってない」 周防正行監督
主演男優賞 木村拓哉「武士の一分」
主演女優賞 竹内結子「サイドカーに犬」
助演男優賞 笹野高史「武士の一分」
助演女優賞 樹木希林「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
新人賞 新垣結衣「ワルボロ」「恋空」
外国作品賞 「硫黄島からの手紙」ワーナー・ブラザース
石原裕次郎賞 「武士の一分」山田洋次監督
石原裕次郎新人賞 該当者なし
ファン大賞 「HERO」「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」
功労賞 北野武監督、鈴木京香


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