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欽ちゃん24時間テレビ瞬間最高43・9%
- 19日、ゴールインしバンザイの萩本欽一(撮影・塩野滋)
日本テレビ系で18日から19日にかけて放送した「24時間テレビ30 愛は地球を救う」の瞬間最高視聴率が関東地区で43・9%と歴代1位だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。70キロのチャリティーマラソンに挑戦した萩本欽一(66)が日本武道館にゴールする直前の19日午後8時52分に記録した。また平均視聴率も、関東地区で18・6%と05年の19・0%に次いで歴代2位、関西地区でも歴代4位となる16・4%を記録した。
欽ちゃんの表情が疲労と脚の痛みで苦痛にゆがみ、最後の力を振り絞って力走する姿が、チャリティーマラソンが始まった92年以降、歴代1位となる瞬間最高視聴率43・9%をたたき出した。関西地区でも40・6%をマークした。
この驚異的な数字は、ゴールの東京・日本武道館まで残り約720メートルまで来た時点で、番組が終了する2分前に記録した。日本武道館では時間内に間に合いそうもない欽ちゃんを心配し「サライ」を出演者全員で合唱していた時だった。結局、時間内にゴールできなかったが、視聴者のより高い関心を集める結果につながったようだ。
これまでの瞬間最高は、05年の丸山和也弁護士がゴールした直後の41・8%。欽ちゃんは2・1ポイント更新し、また、昨年のアンガールズの32・8%からは11・1ポイントも上回った。
さらに、欽ちゃんの力走は、ゴールを伝えた後番組「行列のできる法律相談所」の平均視聴率も押し上げ、同番組歴代1位となる35・3%(関西地区33・1%)を記録。瞬間最高もゴール直後の午後9時7分に、42・9%(関西地区39・1%)をマークした。
同局は「24時間テレビ」の高視聴率に「萩本欽一さんのマラソンが代表するように、それぞれのコーナーを通じて、チャリティーを分かりやすく、視聴者にお伝えできた結果だと思います」とコメント。05年の19・0%に次ぐ歴代2位の平均視聴率18・6%も評価した。
一方、メーンパーソナリティーを務めた滝沢秀明は「愛と勇気と感動が詰まったこの番組を肌で感じることができ幸せ」。今井翼は「30回目の記念の年に参加できてうれしい半面、責任感からくるプレッシャーも感じていましたが、皆さんの温かい声、応援を肌で感じて24時間を駆け抜けられたことを感謝しています」とコメントした。
[2007年8月21日8時6分 紙面から]
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